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片付けやすい間取り相談会 ~いたやリビングデザイン~ 

  

1月27日(土)

いたやリビングデザイン主催「片付けやすい間取り相談会」に行ってみた。

筆者の家は何度もいたやさんの世話になっている。

ガレージのシャッター、トイレ、屋根、キッチンの換気扇とコンロ、給湯器に衣類乾燥機、そしてキッチン。

どれも古くなり傷んだので新しく・・という形だったのでタイトルのような間取りの相談はしたことがなかったしリフォームはお願いしたことはなかった。

出していただいたお菓子もおしゃれ

現在はさしせまってリフォームの予定は無いが家の中で気になるところは無くはないので図面を持参してアドバイスをもらおうと思ってみた。

「ここがこうなっているのでこんな風に使ってはいるけれど、もっとこうなれば・・」と説明しながら

ああ、私はこんなことを思っていたのだと気がつく。

いたやさんは「それならこれはひとつの案なのですが・・・」とある形を提示してくれる。

なるほど・・・。これで我が家の問題は解決、残るは費用をどう捻出するかだ(笑)

我が家の話はさておき

いたやさんに相談に行くと、もちろん先にクライエントの希望を聞いてくれる。

そして具体案の前に

「未来予想図」(卒業してから~~♫)←ドリカムを歌い出したのは誰ですか?(笑)

「家事マップ」

「家族の生活時間割表」

3枚の用紙を渡される。

その用紙に、いたやさんと話しながら現在の家族の状況、年齢、○年後にはこうなっていたいという希望

そして家の中のあれやこれやを文字にしてゆく。

筆者の考えではあるが「文字にする」というのはとても大切なことだと思っている。

頭の中で考えてるうちは、それが「本当に思っていること」とは限らないからだ。

「片付けやすい家にしたいです」と言いながら実は「片付けは苦手なんです」というのが本音だったりする場合もある。

クライエントの「本当の願い」を導き出すために、いたやさんはこのやり方を用いてるのかもと考えた。

ひとつの例として

昔、「家事部屋」を作るのが流行った時代がある。筆者の知人の家も建て直すことになり

アイロンをかけたりミシンを使ったりする部屋がほしいとその家の主婦は言い、実際に家事部屋を作った。

現在、その部屋はどうなっているか?

ミシンは置いてあるがその上に雑多なものが積み重なり使える状態ではない。

完全に「物置部屋」と化している。

いたやさんは言う

「その部屋でどうしてアイロンをかけなくなったのか?ミシンを使わなくなったのか?もしかするとテレビもラジオも無く静かすぎるからかもしれません。気温が自分の好みではないかもしれません。喉がかわいたらキッチンが遠いからかもしれません。それは人それぞれですが、できなくなるのには必ずその人なりの理由があるんです。それを探すお手伝いをしたいと思っています」

人は、何かうまくいかないことがあると自分を責めたりする。

「家が散らかるのは私が片付けが下手だから」

「食事の支度に時間がかかるのは私の段取りが悪いから」

いたやさんの根底に流れる考え方として「自分を守り自分が最もくつろげる場所であるはずの家の中が、自分を責める場所であってはならない」というものがある。

ご自身の体験にも裏打ちされているのであろうか。

自分が悪いのではなく、物や家具の配置、間取りが自分に合っていないだけなのである。

自分を物に合わせていくのではなく、物を自分の心地よいように変えていけばいい。

考えてみれば自分を変えるより物を変える方がずっと簡単そうで選択肢もひろがりそうである。

もちろん、自分を変えることが簡単な人もいるし物に合わせていくのが好きな人もいる。それはそれでいいんですといたやさんは軽やかに笑う。

家の中のものをどうやって自分に合わせてゆくか、その手伝いを二級建築士であり家事セラピストという専門家としてクライエントに伴走する。

それがいたやリビングデザインの最も得意とする仕事なのかもしれない。

「家の中でこうしてはいけない、ということは無いのです。冷蔵庫の横にクローゼットがあってもいいんです。外から帰ってきたらすぐにコートをクローゼットに片付け買ってきた食材を冷蔵庫にしまえるのですから」

その言葉に筆者はいたやさんの矜持を見た。

長々と書いてはみたが、このパンフレットにすべてが表現されてると思う。

家のことでお悩みの方は一度ご相談されてはどうだろう。

相談だけなら無料です

この記事を書いた いくのなライター

サッキー(杉本佐希子)
サッキー(杉本佐希子)
エッセイスト
生まれと育ちは京都市山科区
生野区に嫁いできて40年

いくのの日のライターとして
「毎月19日はいくのの日」の周知を目指します

いくのの日の旗があると、初めての店に入りやすく
初対面の人ととの会話のきっかけになるという経験があり
人見知りで緊張しがちな自分の中のハードルがぐんと下がる
そんないくのの日の旗を多くの人に知ってほしい。

好きな作家は宮部みゆきと桜木紫乃

歴史と地形の高低差やへりに目がない62歳
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