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みゆき公園プロムナードの石垣は・・・

桃谷3丁目、コリアタウンのすぐ北側にその公園はある。コリアタウンがどんなに賑わっていても公園には静かな時間が流れている。私は人混みが苦手なので、コリアタウンを通らねばならない時はこの公園の中を歩くようにしている。ほんの短い距離だけど一息つける瞬間がある。

花壇を作り、清掃をして公園を維持管理しているのは地域の方々のようだ。コリアタウンに人が密集しているときでさえ、この公園にいる人はひとりかふたり。時折、保育園児と先生がお散歩している。

何より私がこの公園に惹かれるのは、園内に残る石垣と高低差だ。石垣の中をうまく使って花壇が作ってあるが、この石垣はずっとこの高さだったのか?それとも昔はもっと高かったのか?高かったとしたら、何のための石垣なのか?ここは元々何があったのか?そして少しだが高低差もある。

地形好きからすると、ゾクゾクする公園ではある。「みゆき公園プロムナード」とかわいらしい名前がついているが、石垣に座った私はその冷たさを手のひらに感じながら「あなたは昔、何だったの?」と問いかけてみる。彼は何も答えない。

高低差や石垣は何故に人を魅了するのだろう。

・・・・・・・ここまでは気分よく書いていた。がその後ある情報が入ってくる。

この地域を昔からご存じの方からここは昔アパートがあって、公園ではなかった。

近くに公設市場やスーパーオークワもあった。2人の方から同じ話を聞いたのでそれは事実なのだろう。

私の石垣への思い入れは何だったのか・・・

この記事を書いた いくのなライター

サッキー(杉本佐希子)
サッキー(杉本佐希子)
エッセイスト
生まれと育ちは京都市山科区
生野区に嫁いできて40年

いくのの日のライターとして
「毎月19日はいくのの日」の周知を目指します

いくのの日の旗があると、初めての店に入りやすく
初対面の人ととの会話のきっかけになるという経験があり
人見知りで緊張しがちな自分の中のハードルがぐんと下がる
そんないくのの日の旗を多くの人に知ってほしい。

好きな作家は宮部みゆきと桜木紫乃

歴史と地形の高低差やへりに目がない62歳
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