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生野区で生きる

ある日、林寺を歩いているとこんなマンションを見つけた

そしてまた別の日、今度は勝山北をブラブラしてるとこちらを見つける。

パークヒルズ天王寺東
(RUM、とはどういう意味なのだろう?ラム酒?・・まさかねぇ・・)

間違ってはいない、間違いではないのだけれど・・・。確かに天王寺から見れば「東」方向になるのだろうけど。
「パーク」は近くにはある。御勝山公園がそうだろう。しかし「ヒルズ」はどこに?
上町台地の東の端だから「ヒルズ?」
と、色々考えてみる。

私のイメージだが、マンションの名前というのは最寄り駅とか建っている場所の地名などをつけるのだと思っていた。
住所を書くときに「生野区林寺」と書いてマンション名が「天王寺東」だと違和感はないのだろうか?
調べてみたら、特にマンション名を書かなくても、3-18-21-801(実在しない番地です)と書けば郵便物や宅配品は届くということのようだ。

先日、いくのぐらしのライター講座があった時に参加者の中から「生野区に住んでることが言えなくて、天王寺のあたりですと言ってしまったことがある」という話を聞いた。
ふと、上記のマンション名を思い出した。

私と同年代の男性の参加者は言う。
「定年退職してそこそこ財産ができると、天王寺区へ引っ越す人が多い」と。
確かにいる。私の近しい友人夫婦も城見のタワーマンションに移っていった。

それに続き、「生野区」で検索をすると「ヤバい」とか「治安」とか「スラム」という言葉が上位に出てくる・・といった話題にもなった。
その理由はひとつではないだろうし、これがこうだったからと決めることもできない。

ただ、私にはわかっていることがひとつある。
いくのぐらしに関わっている人、関わろうとしている人、これを読んでくれている人はもれなく生野区を愛しているということだ。

町を作るのはネットのウワサではない。そこに住み生きる人々だと思う。

今日も生きた
明日もきっと、生きてゆく

この記事を書いた いくのなライター

サッキー(杉本佐希子)
サッキー(杉本佐希子)
エッセイスト
生まれと育ちは京都市山科区
生野区に嫁いできて40年

いくのの日のライターとして
「毎月19日はいくのの日」の周知を目指します

いくのの日の旗があると、初めての店に入りやすく
初対面の人ととの会話のきっかけになるという経験があり
人見知りで緊張しがちな自分の中のハードルがぐんと下がる
そんないくのの日の旗を多くの人に知ってほしい。

好きな作家は宮部みゆきと桜木紫乃

歴史と地形の高低差やへりに目がない62歳
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