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【空き家】オープンナガヤ大阪2018に行ってきました!

通り土間が素敵なヨシナガヤ00X 林寺

生野区林寺に戦前から建つ築80年の5軒長屋があります
大阪市の地域魅力創出建築物修景事業の補助に採択され、改修中でした!
先日の台風にもびくともしなかった堂々とした佇まい

入った途端に目に飛び込んできたのは、デザインされた通り土間と開放的なキッチン
設計は、平野区に事務所を構えるヨシナガヤさんです
伺った時は、奥様の京子さんが笑顔で迎えてくださいました

オーナーの河合さんは、以前オープンナガヤに参加して、長屋の保全を決断されたそう
昭和初期に作られた懐かしいダイヤガラスの入った建具が、立てかけられていました
ダイヤガラスからみる光の加減は、今はもう見れません

昭和初期の職人の技が、長屋の細部に息づいています
こんな長屋で暮らしたいと思わず叫んでみました

居住者が集う共有空間が魅力の須栄広長屋

「長屋の2階建ては、当時は珍しいんですよ」
清楚で上品なオーナーの須谷さんはにっこり微笑んでお話くださいました

今の環状線の外側に位置する生野西辺りは、戦災を逃れた素敵な長屋がいっぱい
築85年ですが、柱を補強したり、リブフレームや耐震壁を補強して、震度6の揺れにも対応できる建物に改修しています。

1階2階合わせて7世帯が入居済みだそうですが、その真ん中には、居住者が集うリビングがあります。そこで、居住者が食事をしたり、お酒を飲んだりできる素敵な空間があります

設計は、大阪市立大学小池先生と研究室の学生さん
オーナーの須谷さんは言います。「廃材利用や左官、襖張り、下張り、ふかし壁と一生懸命デザインや作業をしてくれた学生さんにとても感謝しています」

設計事務所やSOHO、手乗り盆栽作家さんも入居しておられ、まちの魅力づくりに一翼を担っています

この記事を書いた いくのなライター

長屋マニアちゃん
長屋マニアちゃん
私は、特に大正昭和初期に建てられた大阪の長屋や文化が好きです。外に設けられたトイレ、縁側、続き間、欄間、床の間、それぞれのパーツに職人さんの思いが伝わってきます。適切に手を入れて、長く住み続けられる長屋を目指したいです。
長屋をリノベーションして、生野で素敵に暮らしている人と長屋を事例に取材していきます。
キーワードは、「地域愛」「誇り」「共感」(シビックプライド)です。
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