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東生中夜間学級、学びたい思いでやっとたどり着いた29名が入学

みなさん こんにちは
大阪市立東生野中学校夜間学級の入学式が4月8日に催され、29人の生徒さんが入学しました。68か国の外国人が居住し国内でも最も多文化な町生野区、新入生さんの国籍も日本だけでなく、韓国・朝鮮、中国、ネパール、フィリピン、ドミニカと多彩です。最近ではまれなほど大勢な新入生さんに、在校生のみなさんも仲間が増えて喜んでいました。
新入生代表の在日韓国人の高齢女性は「中学校はほとんど通えず卒業した。その後は両親の工場を手伝ってきた。区役所に展示されている夜間学級の生徒さんの素晴らしい作品を見て私も作りたい、思い切って入学手続きをした。みんな、学びたい強い気持ちを持ってやっとの思いでここにたどり着いた。戸惑うこともあるけれど、よろしくお願いします」と決意を語りました。
在校生さんは「おめでとう。新しい仲間を迎えられて本当にうれしい。ここは子ども時代に学校に行けなかった者たちが、国、年齢の垣根を超えて学ぶ場所。期待と不安で一杯だろう。でも心配ない。学ぶ心があれば友や先生が助けてくれる。胸を張って通いましょう。助け合って実り多い場所にしましょう。充実した日々になることを願っています」と励ましの言葉を送りました。このお二人が代表した新入生さんたちの気持ちをおもんばかるだけで、涙が出てきそうになります。新学期から、C組さんの英語と国語の授業の補助に入ります。私も生徒のみなさんと楽しい時間を過ごせる期待で一杯です。

この記事を書いた いくのなライター

岡田光司
岡田光司
東大阪布施生まれ。3歳から生野で暮らし、通算の生野・今里歴は50年超。 大阪で100年続く造花会社の三代目元社長。その前は毎日新聞記者。
子どものころは3人兄弟で一番作文が下手だったけれど、7年間給料をもらいながら鬼のデスクの添削を受けて、それなりには文章が書けるように。
2024年11月に20年目を迎えるブログ「えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙」(下記アイコンから)はもうすぐ7000投稿に。書くことが趣味でいくのぐらしライターに応募。  
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