1. HOME
  2. ブログ
  3. 【いくのな人】平和統一の願いを歌にのせて

【いくのな人】平和統一の願いを歌にのせて

【いくのな人】平和統一の願いを歌にのせて

みなさん、歌舞団って知ってますか?
東は東京から、西に福岡まで、全国に6つの組織があり、ここ大阪では「大阪朝鮮歌舞団」が1965年9月創団にされ、近畿でも主に大阪・奈良・和歌山を中心に公演活動を行っています。
(他に、京都、兵庫、広島)
朝鮮学校の夏祭り、成人式、結婚披露宴など、言ってみれば、おもて舞台だけではなく、地域の高齢者向けの体操教室、デイサービスへの慰問、子育てサークルでの発表会、学生の発表会の裏方などなど、、、
地道な活動も積極的に行っています。 

(おとなりの東成区へもよく行きます♪)

あれ?燃え尽きた??

いえいえ、背が高すぎて客席から見えちゃうので、腹ばいになっての無理な体制で操作中

その数、昨年度は115公演! これ、体操教室や慰問等は含まずだそうです(@_@) 

すごい! 思わず、失礼にも「いっ、いつ練習してるんですか?」と聞いてしまいました(;^_^A 

そういえば、以前観たイベントでは、終演直後舞台上から
「ミアナンミダ(ごめんなさい)、次の公演が・・・」との挨拶ののち、一瞬で着替えて、でも、律儀に戻ってふたたび挨拶をして、次の会場に脱兎のごとく向かわれたことがありました。

 きっと、歌、踊りの他に、早着替えという隠れた特技も身につけているに違いありません!

そういった地域密着の活動だけでなく、いや、その積み重ねがあったからこそ、その功績は祖国にまで響き渡ります。そして・・・
 

まだ、記憶に新しい2018平昌オリンピックでは、な、な、なんと
3000人の選手団を前に、歌舞団エース、金和美さんは独唱を披露。

(舞台上とはまた違った、キュートな笑顔)

(広さの想像がつかない大きな会場)

そんな大人気で大忙しの歌舞団ですが、コロナウィルス騒動(?対策?)の中、残念ながら公演活動はもちろん体操教室なども自粛せざろう得ない状況だそうです。

 

がしかし、ただでは転ばない!(いや、転んだわけではないけど)、
活動再開の日を思いただ練習の日々を送る過ごすだけではありません。
普段の1日のスケジュールは、朝、全体ミーティングを兼ねた勉強会をやった後、
それぞれの歌や踊りのパート練習、公演前には全体リハーサルとなるそうなんですが・・・
少しでも何か地域に貢献できないかと、その練習の合間を縫って、手作りマスクの製作を始めました!

そして、そのマスクを持って地域の、高齢者がいらっしゃる同胞家庭を中心に訪問。

不足するマスクの支給の意味合いだけでなく、安否確認やメンタルケアも兼ねることとなり、
中には思わず目頭を熱くするハルモニもいらっしゃったそうです。

(マスク製作受付は 3/31で終了) 

   ※ハルモニ=祖母、 地域に寄ってハンメ、祖父ならハラボジ→ハルベ などの方言がある

衛生面での効果/感染防止を考え、今回は紙ナプキンを材料にした使い捨てタイプ。
無地だけでなく、少しでも明るい気持ちになってもらえるようにとカラフルな柄物も!

そんな地域に愛される大阪歌舞団の公演を観に是非一度、朝鮮学校のイベントに足を運んでみて下さい。
そして、そして、、機会があれば是非公演依頼を!!(笑)

またHPでは、音源や楽譜も一部公開されています。有名なイムジン河なんかもあるので韓国朝鮮語の勉強にもなりますよ♪

大阪朝鮮歌舞団
https://osaka-kamudan.com/
住所:生野区桃谷4-15-7
TEL/FAX:06-6717-5396

(歌舞団OG 康順愛さんの記事)
https://ikunogurashi.com/info/20200203.html

この記事を書いた いくのなライター

金哲也(Kim Cholya)
金哲也(Kim Cholya)
在日系日本人生野区生まれ
一度は就職で大阪を離れるも時に暑苦しいほどのおせっかいな人間関係が恋しくなり、齢40を過ぎて転職で大阪に舞い戻る。
現在は八尾に住みながら実家のある生野をより活気のある街にしたいと、ゆるーく奔走中。
  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事