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【こちら鬼が島編集局】特別編「生野銀座商店街で30回にわたって笑いを届けた男たちの物語」!

【こちら鬼が島編集局】特別編「生野銀座商店街で30回にわたって笑いを届けた男たちの物語」!

【こちら鬼が島編集局】特別編「生野銀座商店街で30回にわたって笑いを届けた男たちの物語」!

11月23日(土)19時より、
生野銀座商店街・どり~夢館の2階において催された
「生野銀座素人@ほーむ寄席・第30回素人落語会」に行ってきました。
今回は特別編として【鬼が島編集局】記者が
ご隠居喜八に扮して
当日の様子をお届けします。

隠居いんきょ  ぃさん まあこっちお入り

喜八きはち   こんにちは、また何かもうけ話ですか

ご隠居   何を言うてんねんな、

あんさんへースブックやってるか

喜八    やってまへん

ご隠居   なんやそれは、愛想ないな。あれはなあ、

いろんな情報が入ってくる
玉石ぎょくせき混交こんこうやけどな。

へースブックはやっとかなあかんで

 

喜八    それ、ひょっとしたらフェイスブックと
違いますか?!玉石なんやら言うて、
むつかしい言葉でごまかして…。だいいち、
この時代にそんなもんおまんのか

 

ご隠居   ま、よろしがな。それや、そのフェイス
ブックによるとな、なんでもこの生野の
商店街で地域の人たちに笑いを届ける落語会
をなんと30回も続けてやったっちゅう話が出
てましたな。あんさん、知ってなはるか?

 

喜八    いや、あたいは知りまへん、
それは玉石ぎょくせきでっか

 

ご隠居   これはぎょくやな。
なかなかできるこっちゃありませんな

喜八    ほんでご隠居、落語会行ってきはったんですか。
誰に言われて行きなはったんでっか

 

ご隠居   よう、聞いてくれた。
それはなあ「あみだが行け」と言うた

 

喜八    なな、なんでっかそれ、とうとつに

 

ご隠居   いや、すまんすまん。「阿弥陀あみだいけ」という落語
の《落ち》やな。《落ち》だけ言うても、
                  おまはんには、わかりまへんわな

 

喜八    ほんでそれ、誰が落語やってはりまんねんな

 

ご隠居   そやな、ほな、教えてあげましょ。
なんとみんな素人さんや。名付けて

                 「生野銀座素人@あっとホーム寄席」

出演はな、
顔見亭馬久松さん、笑谷亭いわしさん
白扇亭龍光さん、それに紫亭京太郎さんや。
どなたはんも、聞いたら知ってる言うくらいの大
きな会社で働きながら笑いを届けてはるんやな。
この人たち、ま、素人いいましてもな、みなさん
学生時代にはいわゆるおちけんに入ってはってな、
どなたはんも玄人くろうとはだしや

喜八    え、そら失礼やな。お客さんの前で靴下も履かん
としゃべりまんのか

 

ご隠居   何を言うてんのやな、玄人くろうとはだしというのは
やな、玄人さんというてもええくらいはなし
上手で、おもろいっちゅうことや。

みんな足袋たびくらいはいてはるわ!

第30回はやな、4人のおっちゃんに加えて
大阪市立大学の落研から

釈尊亭≡(マッチと読むらしい)ちゃん
が、高座にな…

 

喜八   マッチちゃん?  ちゃんて、なんでんの??

 

ご隠居  すまんすまん、4人のおっちゃんと違てな若手や、
イケメンやで。
毎回な、いちだい枠というのがおましてな、
かならず一人は高座にあがらはるんや、
これがまたいつ聞いても、うまい、おもろい。
なんとの~緊張感も漂わせながらやけど
うまいもんや

 

喜八   裸足はだしでっか

 

ご隠居   あほ、玄人くろうとはだし!やがな

どなたはんも、けっして、まったく、ぜんぜん男前
とはいえませんけどな、羽織だけは、ちゃんと着こ
なしてはってな、よう似おたある。

商店街をすぅっと横切りよった猫もほめとったわ

「にゃう」いうてな。
あ、これはな「猫の忠信」言う話の《落ち》や

 

喜八   わけわからんわ、なんでもかんでも落語の《落ち》
をほり込んでから…ええかげんにしてえな。

 

ご隠居  「ぬかに首が。。。」とか
「20円いつ くれる?。。。」とか
まだまだありますで

 

喜八   もー、ええわ。あんたの話が玉石混交や。
ドンドン お後よろしい?

配役

ご隠居:あおことは

喜 八:あかラング

監 修:白扇亭龍光

それにしても、落語すがたは絵にしても変わりばえがしない。
しかし、ひとたび座布団一枚の上という空間で演じ始めると全く違う世界の話が展開していく落語とは、すばらしい芸術、演芸である。
今回、会場には40人ほどのお客さんが入ってほぼ満席であった。
まだ一度もお聞きになっていない皆様、次回からぜひ会場へお運びください。
会場が狭くなったら、京セラドームを借りるという話です。しらんけど。

次回は1月25日(土)19時から 

生野銀座商店街・
どり~夢館の2階にて。

それにしても、パソコンで名前打ちにくいわ!!
30回記念の手ぬぐいもらったから許すけど…

 

いくのなライター:こちら鬼が島編集局「赤鬼・青鬼」
プロフィール
記者は青鬼のコトハ、赤鬼のラング、
でした!

この記事を書いた いくのなライター

こちら鬼が島編集局
こちら鬼が島編集局
鬼ヶ島の戦いの後、桃太郎と平和条約を結び人間社会にとけ込んでいった鬼たちの末裔です。まさしく異文化交流の先駆者たちの子孫と言えるでしょう。

普段は人間と同じ姿をしていますが、ことがあると青鬼、赤鬼の片りんを見せます。

「仕事のおに」「おにヨメ」たちは、一族の中でもとくに有名です。



所属:こちら鬼ヶ島編集局、年齢:不詳、連絡先:7910-8464-090、住所:生野区某所


青希 ことは(あおき ことは):記者。

事実を素直に表現します。人が好き、コトが好き。充分な

取材と優しい表現を心がけます。



赤貴 ラング(あかぎ らんぐ):記者。

いろいろな角度から取材をします。時として物事を真逆の方向から見る。人の言葉より文献・データを重視します。

表現はクールだが中身は、熱鬼(あつお)です。
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