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【空き家】空き家カフェ拡大版が開催されました!

【空き家】空き家カフェ拡大版が開催されました!

空き家カフェ拡大版の開催

空き家カフェは、空き家の利活用を考えているオーナーさんと空き家の空間を使って自己実現したい借り手の出会いの「場」です。
毎月いくのの日の19日に木村工務店の会議室をお借りして開催されます!

1月19日はちょうど日曜日。そこで、木村工務店の作業場をお借りして、「空き家カフェ拡大版〜空き家対策から生野の未来を考える〜」
と題して、セミナー&講演&意見交換会など盛りだくさんの企画で開催されました。

空き家利活用改修補助制度のセミナーでは…

レクチャーしてくださったのは、都市整備局 市街地整備部住環境整備課の樋口さん。
空き家の利活用には2つの種類の改修補助が用意されています。
1つめは、住宅の性能向上のための改修工事への補助。
2つめは、空き家をまちの活性化のために利活用する改修工事への補助。

1つめは、たとえば「段差があるから住みにくい」
2つめは、たとえば「私子ども食堂したいの」

空き家を貸したいと思うオーナーさんには朗報。
耐震診断や設計、耐震改修工事にも補助が出るのでご安心あれ。

吉永規夫さんご講演

Office Environment Architecture代表の吉永さんは、大の長屋好き。長屋のリノベーションを数多く手がけています。
その活用事例を惜しみなくお話くださいました。

一番印象に残ったのが、長屋を特区民泊にリノベしたお話。
特区民泊に不安を感じていた近隣住民に足しげく通って、個別説明。
最後には、吉永さんを信用して、特区民泊の工事のご納得いただいたそう。
騒音対策に力をいれたことで、クレームは1件もないようです。

田中晃代さんご講演

近畿大学 総合社会学部の田中先生も長屋が大好き。
空き家カフェには、時間の許す限り通っているそうです。

空き家を地域づくりの資産として用いることで、住宅地再編の手法ととらえる。
全国的にみると、各自治体の空き家対策は、「空き家バンク」を設置して借り手と貸し手のマッチングを行っているそうですが、
生野区では、不動産市場にのらない長屋などを「空き家カフェ」という顔の見える関係をベースにマッチングしているのが特徴とのこと。

「この人ならば」とか「この人だったら」とか、信頼があるから、つながり、マッチングできるのですね。

空き家対策から生野の未来を考える

お待ちかねのシンポジウムの時間。
ご登壇者は、居場所や持ち場を大事にされている生野区の山口区長、
場所を提供くださっている木村工務店の木村社長、
長屋大好き吉永さん、のお3名。

あとは、1席空席を設けて、その場その場で即席パネラー。
空き家カフェにもいらしてくださる空き家のオーナーの河合さんや山田さんも即席パネラーになってくださいました。
こうしたダイナミックな「場」づくりが可能となったのも、会場の参加者のおかげ。ありがたやありがたや。

次回の空き家カフェは?

次回の空き家カフェは、一般社団法人の「いくのもり」が開催するみんなの学校 in 鶴橋中学校と一緒に開催。
「いくのもり」の安さんが、PRしてくださいました!イレギュラーで2月15日土曜日開催なのでお間違いなく!

ながやマニアちゃんも楽しみにしています。

「いくのもり」は、生野区の市民が主体で運営するシティープロモーション会議から生まれた団体です。
再編後の学校の跡地活用とシティープロモーションがミッションだそうです。
登録文化財に指定された源ヶ橋温泉の活用も手がけていますよ。

この記事を書いた いくのなライター

長屋マニアちゃん
長屋マニアちゃん
私は、特に大正昭和初期に建てられた大阪の長屋や文化が好きです。外に設けられたトイレ、縁側、続き間、欄間、床の間、それぞれのパーツに職人さんの思いが伝わってきます。適切に手を入れて、長く住み続けられる長屋を目指したいです。
長屋をリノベーションして、生野で素敵に暮らしている人と長屋を事例に取材していきます。
キーワードは、「地域愛」「誇り」「共感」(シビックプライド)です。
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