田島には足を向けられない
田島には、優れた眼鏡店がある。今里筋の田島4丁目、「タムラメガネ」だ。
私は高校生の頃からメガネを愛用している。両眼0.1あるかないかの近視だ。乱視もある。
ずっと遠くが見えるように視力を矯正するメガネをかけてはいたが、50歳になるかならないかの頃、老眼の兆しが現れた。
さぁ困った。「遠くが見えない。近くも見えない」という状態になったのだ。
とりあえずメガネを変えなければ、と思いどうしてこのタムラメガネに行ってみようと思ったのか、そこは覚えてはいない。
タムラメガネ店では私が困っている点をすべて聞いてくれて、それなら・・・とある提案をしてくれた。それは「遠くを見るのを少し諦めて近くをしっかり見えるようなレンズにしたらどうか?」というものだった。
結果、とても快適なメガネが手に入った。メンテナンスもしっかりとしてくれる。
そしてこのタムラメガネの隣にはTALEXがある
夫は現役の営業マンだったころ、ほぼ毎日車を運転して関西各地の取引先に行くような仕事だった。彼はF1レーサーの鈴木亜久里氏がTALEXのサングラスを愛用してると知って、自分も欲しいと言いだし価格の点で夫婦ですったもんだはあったがTALEXのサングラスを手に入れることになる。それから、とても運転が楽になったと喜んでいた。こんなに快適ならもっと早く買っておけばよかった、とも言った。
それまでは私たち夫婦は、遠くのメガネ屋さんに行き(といっても、天王寺とか梅田ではあるが)
なかなか納得できないメガネをかけサングラスを使っていた。しかし生野区田島がメガネレンズ発祥の地だということを当時は知らなかったように思う。当然ながら技術力の高いいいメガネ店があるのだ。
「メガネは顔の一部です~♫」というCMが昔あったが、美醜の問題ではなくて本当にメガネは大切なのだ。
年齢を重ねるほどに、こういういい店に出会えてほんとに良かったとしみじみと思う。
それ以来私たちは、田島に足を向けられない。
そして、タムラメガネでメガネのメンテナンスをした後は、田島神社にお参りするのだ。
この記事を書いた いくのなライター
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エッセイスト
生まれと育ちは京都市山科区
生野区に嫁いできて40年
いくのの日のライターとして
「毎月19日はいくのの日」の周知を目指します
いくのの日の旗があると、初めての店に入りやすく
初対面の人ととの会話のきっかけになるという経験があり
人見知りで緊張しがちな自分の中のハードルがぐんと下がる
そんないくのの日の旗を多くの人に知ってほしい。
好きな作家は宮部みゆきと桜木紫乃
歴史と地形の高低差やへりに目がない62歳
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