山根親子展
2月20日(火)から2月26日(月)まで開催されている山根親子展に行ってきました。
場所はギャラリーKONOMURA。彌榮神社をまっすぐ桃の谷の方に向かい、レイコ食堂のお隣です。
説明の仕方がローカルすぎてごめんなさい。「ああ、あそこね!」と思う方々はもうすっかりいくのな人(^_^)v
山根親子の「親」は山根博子さん。「子」は娘の由香さん。
由香さんの絵はこちら
その中で私が一番好きだなと思ったのはこちらの絵
母の山根博子さんが在廊されていて、色々お話を伺うことができました。
由香さんの絵のテーマは「つみき」だそうです。
博子さんによると「由香にこの絵は何?と聞くとつみきって答えるのよ」
すべての絵が「つみき」だそうです。
ご存じの方もいらっしゃますが、由香さんはダウン症です。年齢は46歳。童女のような笑顔をSNS上でよく拝見します。
私は想像します。
もし、由香さんがダウン症ではなく普通・・という表現が合っているとは思えませんが、一般人と同じ体と気持ちを持って生まれてきて育ったならば、由香さんの描く「つみき」を見ることができたでしょうか?
学校へ行って、就職でもして世間の決まり事に従って、私たちと同じように生きていたら果たして・・。
私は由香さんの絵を天賦の才だと思っています。もしかすると他の人も、私だって何か「才」といわれるものを持って生まれてきたのかもしれません。
しかし、年を重ねるごとにどこかに置き忘れてしまうのかだんだん凡人になってゆきます
人知を超えた何か大きな存在が、由香さんには「忘れてはいけない。つみきを決して忘れてはいけないよ」と告げたように思えてならないのです。
色を重ねて、重ねて、色を育ててゆく。
それぞれの人が由香さんの絵に何かを見るのでしょう、きっと。
お母様の博子さんの作品も載せておきます。
娘を見守る、優しい母のまなざしそのものではないでしょうか
この記事を書いた いくのなライター
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エッセイスト
生まれと育ちは京都市山科区
生野区に嫁いできて40年
いくのの日のライターとして
「毎月19日はいくのの日」の周知を目指します
いくのの日の旗があると、初めての店に入りやすく
初対面の人ととの会話のきっかけになるという経験があり
人見知りで緊張しがちな自分の中のハードルがぐんと下がる
そんないくのの日の旗を多くの人に知ってほしい。
好きな作家は宮部みゆきと桜木紫乃
歴史と地形の高低差やへりに目がない62歳
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