ビブリオ・バトル
Expoいくの ヒートアッププロジェクト ワンディヒートアップまであと1週間、といった頃だっただろうか
1枚のチラシがDMで送られてきた。
マンスリー企画ではなさそうだけど、ワンディヒートアップの日に区民センターで開催される。私に知らせてくれた人もヒートアップの関係者だ。
本は好きだし、面白いと思う本を紹介・・というのは読書会と似ているなと思い、参加することにした。
当日、同時刻に区役所ではオープニングセレモニーとしてミャクミャクといくみんが揃うというのに、見たかったなぁという気持ちに蓋をして、区民センター3階に向かう。
ビブリオ・バトルというのは、読書にゲームの要素を加えたようなもので
好きな本のプレゼンを5分で行い、質問などを受け、全員のプレゼンが終わったら自分が最も読みたいと思った本(自分の本以外)に投票する。ざっとそんなルールだった。
この日の参加人数は4人。以前の生野区長山口さんも来ておられた。
私がプレゼンした本はこちら。桜木紫乃著 「砂上」
他の方の本も紹介すべきなのだが、画像が無いのとタイトルをしっかりと覚えてないので(こら~~~っ!!!)間違いがあってはいけないので、省略する。(ほんとに申し訳ありません)
で、多数決で誰の本が「一番読みたい本」に選ばれたかというと、私の持参した「砂上」が選ばれた。気持ちよさそうにプレゼンしている私をご覧ください。
選んでいただいたのは、プレゼン力ではない。きっと「砂上」の内容が参加者全員の気持ちにはまったのだと思う。
「砂上」は普通の、ちょっと書くことが好きな40代の女性が小説家になる話である。出版社の編集者に叱咤し続けられ、小説の書き方を教え込まれ、三人称視点で風景を動かしてゆくという技術。どんな悲惨な出来事も、見方を変えれば美談になるという視点。
そんなあれこれが、参加者に理解していただけたのだと思う。何故なら、参加者は全員「書く人」だから。
ジャンルや立場や書くものは違えど、「書く人」という共通項に「砂上」ははまったような気がする。
ビブリオ・バトルが終わっても、港区区長山口さんの発案で「本や書くことについてみんなで話しませんか」と。
全員に否はない。
私にとっては、その後の時間の方がビブリオ・バトル本番よりもよほど実りが多かった。
この記事を書いた いくのなライター
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エッセイスト
生まれと育ちは京都市山科区
生野区に嫁いできて40年
いくのの日のライターとして
「毎月19日はいくのの日」の周知を目指します
いくのの日の旗があると、初めての店に入りやすく
初対面の人ととの会話のきっかけになるという経験があり
人見知りで緊張しがちな自分の中のハードルがぐんと下がる
そんないくのの日の旗を多くの人に知ってほしい。
好きな作家は宮部みゆきと桜木紫乃
歴史と地形の高低差やへりに目がない62歳
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