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【多文化共生】IKUNOサラダボウルプロジェクトの 日本語教室に行ってみた(いくのぐらし)

【多文化共生】IKUNOサラダボウルプロジェクトの 日本語教室に行ってみた(いくのぐらし)

生野と言えば言わずと知れた多文化共生の街。古くは韓国朝鮮人に始まり、
今では60カ国以上の人々が住んでいるという。
他の地域はどんなだろうと少し調べてみると・・・
外国人居住者がもっとも多い地域は東京都新宿区で4万人ちょいで、
総人口に対する割合は12%あまり。10人に1人は外国の方。
まぁ、歌舞伎町があって、大久保があってって考えるとなるほどと。
で、生野区の外国人居住者は、2万7801人。総人口は、12万9800人。
計算すると・・・
21.4%!なんと、新宿の倍!別のサイトを見てみると資料年度が違うから
数値に違いはあるけど、こちらでも生野区は20%超え!
な、なんかググるのが面白くなってきたけどこれぐらいでやめとこ。
しかし、生野区は5人に1人が外国人居住者ってことね。
国別で一番多いのは当然というか我ら韓国朝鮮人、
ついで中国人、そして第3位はベトナム人。
そんなたくさんいる友人の為に、多文化共生のまちづくりをしようと
立ち上がったのがご存知、IKUNOサラダボウルプロジェクト
その活動のひとつとして、日本語教室が始まったと聞いたので手伝いがてら
ちょっと見学に行ってきた。(やっと本題)

この日の生徒数は6人。そして全員ベトナム人。
先生役は自分も含め・・・6人!マンツーマン()
資料として世界地図と日本地図が配られて授業開始。
まずは、生徒も先生役も行ったことがある場所を挙げながらスモールトーク。※
生徒さんは外国にいったことある国は・・・日本!!だけでした。
まぁ、みんなまだ若いしこれから活躍してあちこちに行くことでしょう。
さて日本国内は、、、
これまたほとんど大阪府から出たことはないようで。
日本地図を見ながら、奈良県はどこでしょう?京都府はどこでしょう?
いってみたいところは?それはなんで??
等々、場も温まり、口も滑らかになったところでメインのプリントへ。

電話でホテルを予約するシチュエーション。
電話を受けるホテルマンと予約するお客を、生徒と先生で繰り返す。

みんなすごい!たどたどしい日本語ながら充分聞き取れるほどに日本語のプリントが読めてる。
聞けば日本語の勉強は、だいたい一年未満だとか!
プリントは、

ホテル:はい、〇〇ホテルでございます。

お 客:すみません、予約したいのですが


で始まり、、、宿泊日、人数、部屋の希望などのやりとりのあと、最後に

ホテル:ではお名前とご連絡先をお願いいたします。


で終わるのだが、あまりによくできるので、
受け持った子に思わず応用を仕掛けてみる()
「続きを考えてみよう!」と提案。すると・・・
「わかりました」との言葉のあとに、少し間を置いて、、、プリントに

「私の名前は〇〇〇です。
住所は、大阪市生野区〇〇〇・・・」

と喋りながら書き上げた!しかも漢字で!そして満面の笑み!!

はい、先生降参です(^_^;)
見学がてら教えにいったつもりが、いろんなことを教わった楽しい一日でした。

※ スモールトーク:初対面や関係が浅い間柄で、関係を温めるために交わされる軽い会話。雑談。

この記事を書いた いくのなライター

金哲也(Kim Cholya)
金哲也(Kim Cholya)
在日系日本人生野区生まれ
一度は就職で大阪を離れるも時に暑苦しいほどのおせっかいな人間関係が恋しくなり、齢40を過ぎて転職で大阪に舞い戻る。
現在は八尾に住みながら実家のある生野をより活気のある街にしたいと、ゆるーく奔走中。
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