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生野区の街道をゆく ~岡御旅所~

岡御旅所は大切な場所だったと思う。
勝山北4丁目にある日露戦争の戦没者記念碑のすぐ隣に、岡御旅所がある。
おそらく先にあったのはこの御旅所で、戦没者記念碑はあとからできたのではないか。
岡御旅所というのは、昔このあたりは「岡村」といったからだと思う。
勝山北という地名は、徳川秀忠が陣を置いて冬の陣に勝利した場所があるのでそれにちなんでつけられたそうだ。(お勝山公園)
今の住所表記になったのはいつ?明治?
(よく知らないです 汗)
御旅所というのは、神様が巡行の際に休む場所ということだが、岡御旅所には茨稲荷神社がある。
写真1枚目、2枚目に「いばら之神」という文字が読める。
いばら之神は、岡村の産土神で(産まれた土地の守護神)ここに茨稲荷神社がある。
ということを、あちこち調べてわかってきた今日この頃。
そういえば、私がここに嫁いできた頃、姑や大姑、その周辺にいる人々が岡御旅所を「茨神社」と呼んでいたことを突然に思い出した。

それはそうと、岡御旅所の裏側はちょっとした崖になっている。
崖の下は私有地のようで立ち入ることはできなかったが、岡御旅所の中から下を撮ってみた。
そして、戦没者記念碑の横にはゆるやかに下がってくねっている道
(このあたりで私の目はキラキラしてくる
笑)
ここは、歴史的にも地形的にも
大切な場所ではないのだろうか、と想像する。
今もちゃんと残っていることが嬉しい

彌榮神社の宮司さまにいただいた、神社の由緒です

 
 

この記事を書いた いくのなライター

サッキー(杉本佐希子)
サッキー(杉本佐希子)
エッセイスト
生まれと育ちは京都市山科区
生野区に嫁いできて40年

いくのの日のライターとして
「毎月19日はいくのの日」の周知を目指します

いくのの日の旗があると、初めての店に入りやすく
初対面の人ととの会話のきっかけになるという経験があり
人見知りで緊張しがちな自分の中のハードルがぐんと下がる
そんないくのの日の旗を多くの人に知ってほしい。

好きな作家は宮部みゆきと桜木紫乃

歴史と地形の高低差やへりに目がない62歳
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