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【いくのな商品】コレクター心をそそる!?懐かしい味「文楽せんべい」

「いくのな手土産」に!オリジナルせんべいも作ってもらえます

いくのなライター・てるみんが勝手に担当している「いくのな商品」コーナー、第2弾は新今里に本社がある「文楽せんべい」をご紹介します。大阪の誇る古典芸能、文楽(人形浄瑠璃)をみなさんはご存知ですか?

演目は庶民の人情物あり、悲恋あり、壮大な歴史物あり、舞踊あり……とバラエティに富んでいます。私は学生時代に歌舞伎研究会だったので、歌舞伎で複数の役者が演じる演目をよく観ていました。

これが、文楽では三味線を伴奏に一人の太夫が老若男女を語り分けます。

しかも、無表情のはずの人形が、手の動き、首の傾け方、人形遣いの技によって心情変化を巧みに表現するのです。

こんな贅沢な芸能を、知らないなんてもったいない!

せっかく大阪に国立文楽劇場があるので、ぜひ足を運んでみてください。

 4月は忠臣蔵ですよ~

※初心者向けのイヤホンガイドもあるので、ご安心を!

さて、その文楽劇場のお土産として愛されているのが、我が生野区新今里にある「有限会社文楽せんべい」さんによる商品。

カッコいい!

個包装を見ただけで、文楽ファンにはたまらないはず!
人形の頭がデザインされています。

手元にあったのは「玉子せんべい」のかしら集の方が2枚。

キャラ的には政岡(『伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)』)が欲しいけれど、華やかさなら静御前(『義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)』)が出てほしいな~。

……いざ開封!

治兵衛……しかもかぶった……(オタク脳)。

ダメ男キャラの治兵衛(『心中天網島(しんじゅうてんのあみじま)』)が出たのをちょっと悔しく思いつつかじると、素朴な甘さが口の中でほろりと溶けて、幸せな気持ちを取り戻しました。

 あかん、これ、コンプリートしたくなるヤツや……。

 もう一つのさわり集8種類と合わせて16種、食べる楽しみ×コレクター心をそそる「いくのな商品」であります。
しかも、オリジナル商品まで作ってくれるんです!

これは「生野産業会」さんのマーク入り。
そして……

昭和20年ごろに創業者の方が文楽人形の絵柄を焼きこんだせんべいを売っていたところ、豊竹山城少掾(義太夫で初の人間国宝)に認められ、「文楽せんべい」を名乗ることになったとか。

生野区「ものづくり百景」でも紹介しています↓


ものづくりの現場の様子や、商品にこめた思いが伝わります。

 

太棹三味線のズシンと来る響きと、太夫の語り尽くす人間の喜怒哀楽を耳で味わいながら。
「文楽せんべい」の懐かしいほの甘さを、楽しんでください。

有限会社文楽せんべい

この記事を書いた いくのなライター

てるみん
てるみん
ゆるい夫と2人の子を持つ40代ど真ん中、映画好き、HR/HM好き、読書好き。
生野愛が芽生え、ハマり、店で「いくのな商品」を見つけて萌える元生野区長(現生野区政アドバイザー)。長文インスタやってます。
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