ワンディヒートアップ 【IKUNO HOP】~本気の大人のプレゼン~
9月28日(土) 生野区役所と生野区民センター・リゲッタホールで「ワンディヒートアップ」イベントが開催された。
これを書いているのは翌29日。昨夜から今朝にかけてSNSでは写真とともに「行ってきた!楽しかった~!」という投稿がたくさん流れている。「えっ?あなたも行ってたの?」「あなたも?」「会わなかったよねぇ~」と、スマホに向かってブツブツ呟いている朝。
さて、何から書こうか、時系列で記事を作るのがいいのかな、とも思ったが、それよりも印象深かったことから書きたくなった。
ヒートアッププロジェクトに関する記事は、これより一つ前の「ビブリオ・バトル」を加え3つか4つになるかもしれない。ご容赦ください。
さて【IKUNO HOP】本気の大人のプレゼン、8人の登壇者がいたにも関わらず私が見て聞いたのは一人のみ。
筋原区長のプレゼンのみだった。時間や諸々の事情で他の方のプレゼンを聞けなかったのは心残りではある。
数字を書いたプラカードを持ち、区長のプレゼンは始まる。
「区役所でやっていることをご存じですか?」
知ってますよ、住民票とか戸籍謄本とか、国民健康保険とか・・・(筆者心の声)
いやいやそういうことではないだろう・・それも大事な仕事ではあるけど。と心の声は忙しい。
区長の、いや区役所の考えていることはもっと壮大だった。「へぇ~~~~そんな意図であのイベントを???」
これは本当に知らなかったし、ちょっと驚いた。区長が公にプレゼンしたことだから書いてもいいのだろうけど、私が書いても説得力はなくなるだろうし、具体化してからの区長のアナウンスを待ちたい。
それから、「多文化共生」いや「異和共生」とおっしゃってたかな?と思ったらなんと!こんな本を出しておられた。
区長は、生野区での外国人と日本人のゴミ問題を取り上げていた。
実は私も仕事上で外国の方のゴミ出しには色々とトラブルを経験している。私は会社に所属しているので対応は会社の指示を仰ぐことになるのだが、区長の話は自分を省みるきっかけになった。
こういう話である。
「生野区の、あるお家の隣に中国の家族が住むことになった。中国の方は日本のゴミ出しの仕方がわからないのか、ぐちゃぐちゃな感じでゴミを出していた。あるお家の主婦の方は、毎回そのゴミをきちんと整理し出してあげるようにしていた。文句や苦情も言わずに。そんなことを続けていたら、ある日中国の方が隣の主婦に餃子を持ってこられた」
かいつまんで言えばそういうお話である。
これから先は私の想像だけれど
その餃子をきっかけに、中国の家族と日本の家族はコミュニケーションを取るようになったのではないか?日本の家族からは肉じゃがとかお裾分けしたりして。そしてそのうち、ゴミの出し方についても教えてあげたりすることができたのではないか、と。
区長のプレゼンを聞きながら、ビブリオ・バトルで聞いた言葉「責難は成事にあらず」を思い出した。
人を責めるのは簡単である。環境のせいにするのも容易かもしれない。しかし、それででは何も解決はしないだろう。
舞台上にはギターもあったので、これは一曲披露か?
確かに披露された、5秒ほどの歌を。オチとしては最高だった。
この記事を書いた いくのなライター
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エッセイスト
生まれと育ちは京都市山科区
生野区に嫁いできて40年
いくのの日のライターとして
「毎月19日はいくのの日」の周知を目指します
いくのの日の旗があると、初めての店に入りやすく
初対面の人ととの会話のきっかけになるという経験があり
人見知りで緊張しがちな自分の中のハードルがぐんと下がる
そんないくのの日の旗を多くの人に知ってほしい。
好きな作家は宮部みゆきと桜木紫乃
歴史と地形の高低差やへりに目がない62歳
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