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生野まち歩き案内人 キムラーの町歩き~一本の道~

まち歩きは好きだ。一人でふらふらとあちこちを歩いている。曲がったことのない角を曲がるのはもっと好きだ。

この先には何があるのだろう。

そんな気持ちを抑えきれないのは、子どものころから。

生野区には、まち歩きの達人がいる。キムラーその人だ。

2025年1月19日のまち歩きに参加してきた。

2018年から「いくのの日」にまち歩きをされている。いくのの日で活動している一人として謝意を表しておきたい。

が、私自身は長くキムラーのまち歩きに参加した記憶がない。以前参加したのはいつだったか・・と写真を探してみた。

あった。

 

若い!キムラーも私も。まずそのことに驚く。日付を見ると2015年11月。

「いくのの日」のまち歩きでさえない。

長いことご無沙汰していたことに、申し訳なさも感じる。

年始にあたって、私も色々考えることがあり目標のようなものも立てた。それをおおっぴらには公言したくはないが、近づくための行動のひとつのようなものだった。キムラーのまち歩きに参加することは。

まち歩きの面白さは、まず「歩く」ことだ。自分の足が動いて思う方に進めることに、しみじみと嬉しさを感じる。

お若い皆さんにはまだわからないかもしれない。そのうち実感するようになると思うよ。おほほ。

歩いて、景色や建物や川や史跡をただ見てるだけでも楽しく思う性分にうまれついたが、そこにものを教えてくれる人がいると、面白さは増幅される。

景色にも、建物にも、自然にも歴史がある。今、ここにこうやって存在していることには理由がある。その「理由」(わけ)を知りたいのかもしれない。

キムラーの知識の深さと量に驚いているのは私だけではあるまい。しかし、長年まち歩き案内人をしていれば、自然に蓄積はされていくだろう。

しかしキムラーは「ここは今日が初めての案内です」といった口調、雰囲気でまち歩きを始めるのだ。

そんなはずはない。彼は何度も何度も、ここを案内しているはずだ。でも「今日ここを案内するのは、皆さんが初めてなんですよ」と直接言葉にはしないが、そんなふうに感じさせるのだ。

そういうのをなんと言っただろう?

「温故知新」?違う。

「初心にかえる」間違ってはいないがちょっとずれてる気がする。

「初心忘れるべからず」・・・うーん、違うな

「初めての今日を」・・・由紀さおりの歌だ。誰も知らんぞ。

ぴったりとくる言葉を見つけることはできなかったが、最後に当日の写真を並べておこう。

この記事を書いた いくのなライター

サッキー(杉本佐希子)
サッキー(杉本佐希子)
エッセイスト
生まれと育ちは京都市山科区
生野区に嫁いできて40年

いくのの日のライターとして
「毎月19日はいくのの日」の周知を目指します

いくのの日の旗があると、初めての店に入りやすく
初対面の人ととの会話のきっかけになるという経験があり
人見知りで緊張しがちな自分の中のハードルがぐんと下がる
そんないくのの日の旗を多くの人に知ってほしい。

好きな作家は宮部みゆきと桜木紫乃

歴史と地形の高低差やへりに目がない62歳
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