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みこし商店街「わいわい界隈にぎわい市」~ふらっと寄り道ラジオ~に出演して

YouTubeはよく見ている。見るもので、自分が出るものではないと思っていた。

「こんな企画があるのですが、出てもらえませんか?」と誘ってくださったのは、いくのすきるらぼの中尾猛さん

彼とは、ヒートアッププロジェクトで少しの接点があり、お互いの存在を認識した、くらいの関係性だ。

そんな薄い関係性の私に何故?と、まず思った。

中尾氏は「いくのすきるらぼ」というクリエーター集団を作り、商店街を中心に色々な企画を立て運営をしている。

その企画のひとつ「ふらっと寄り道ラジオ」の第一回目のゲストに呼ばれた。「ラジオ」と名前がついてはいるが、実際はいくのすきるらぼのYouTubeチャンネルでの配信になる。

配信が終わってアーカイブが残っている今でも「どうして私だったのか?」という思いは消えてはいない。

それでも、チャンネルに貢献はできたのだろうかと、再生回数が気になってもいる。

詳しい内容は、動画を見ていただきたいのだが、印象深かったことを記しておきたい。

今回の企画にあたり、中尾氏は私(杉本佐希子)のSNSを遡り、どんな人間か、何に興味があるのか、普段どういう投稿をしているのか、把握しておこうとされた。

が、「投稿の量が多すぎて遡れませんでした」と本番では苦笑いになった。

そのことが意外すぎたので、私の頭の中は「?????」

私は、自分の投稿が「多い」と思ったことなど1度もない。むしろ、言いたいことの2割も投稿してない。多い少ないで言えば

「少ない」と思っている。これは、どちらが正しいか間違っているのかではなく、物事は見る人が変わったり違う方向から見たりすると大きく印象は変わるのだ、ということだ。

頭ではわかっていたつもりだが、一方的なものの見方は今後の人生においても気をつけなければならないと思った次第である。

そのことに繋がり、「書く」ことについてのモチベーションについても問われた。

そんなものは無い。「書く」ことにモチベーションが必要ならば、とっくに辞めていたと思う。

「書きたい」という欲のようなものがあっただけのような気がする。

自分のことはさておき、次のゲストはRyo Kakumotoさん。生野東にある「Tocoton」の代表の方だ。

日本とヨーロッパの陶芸作品の販売や、陶芸教室も開催されているようである。

Ryoさんの話については是非とも動画を見ていただきたいのだが、私自身が「自分」というものを深く振り返るきっかけになった内容だ。

私は、京都生まれ京都育ちで、生野区に住む夫と結婚してここへ来た。入籍して住民票を移した。本籍も移したと思う。

「思う」と表現するということは、確証はない。

「籍」に関する書類とか手続きが必要だったのは、結婚してからは親の死亡後、相続が発生したときくらいである。日々の暮らしと「籍」というものは遠いところにあった。

しかし、Ryoさんの話を聞いて、生野区には、いや世の中には「日々の暮らし」と戸籍や入籍、査証というものが密接に関わっている人が大勢いる。

これは個人やボランティアの力で一朝一夕にどうにかできるものではないだろう。

「暮らしやすさ」の基準は人によって違う。違うからこそ、より多くの選択肢が必要なのではないだろうか。

選択肢をひとつでも増やせるために、自分にできることはなんだろう?

Ryoさんの、明るくあっけらかんとした声を聞きながら、自問自答は続いている。

最後に、この場所は「フクスケハコ」というところで、水回りなどもしっかりしていた。この日は本当のラジオのような設備を整えてくださっていて驚いた。マイク、録音、配信、何本ものケーブル。この設備はもっと活用されてほしい、そんなふうに思った。

この記事を書いた いくのなライター

サッキー(杉本佐希子)
サッキー(杉本佐希子)
エッセイスト
生まれと育ちは京都市山科区
生野区に嫁いできて40年

いくのの日のライターとして
「毎月19日はいくのの日」の周知を目指します

いくのの日の旗があると、初めての店に入りやすく
初対面の人ととの会話のきっかけになるという経験があり
人見知りで緊張しがちな自分の中のハードルがぐんと下がる
そんないくのの日の旗を多くの人に知ってほしい。

好きな作家は宮部みゆきと桜木紫乃

歴史と地形の高低差やへりに目がない62歳
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