いくのな建国記念日 2024.02.12いくのの歴史 Post Share Hatena 今日2月11日は建国記念日ですね。でもなぜ今日が建国記念日なんでしょうか?意外知らないですね。 「国民の祝日に関する法律」では、2月11日を建国記念の日とし、“建国をしのび、国を愛する心を養う日”として定めています。 2月11日は初代天皇とされる神武天皇が即位した日です。今の宮崎県(高千穂)周辺に暮らしてみましたが、東の方に移動して大和の国(今の奈良県)に来て、橿原宮(かしはらぐう)を建て、そこで初代天皇に就いたといわれています。それが「辛酉年春正月庚辰朔」。つまり、旧暦の紀元前660年1月1日。その即位日を明治になって新暦で換算したところ、2月11日になったとのこと。 そんな建国記念日ですが、日華事変(1937年(昭和12年)7月7日)から第二次世界大戦へと続く戦時中には、神武(じんむ)天皇の即位から2600年にあたるとされ、戦時下の国民の重苦しさから暗さをふきとばすために、2600年記念行事が盛大に行われました。それが1940(昭和15)年の出来事です。 この日、全国の神社では大祭が行われた。全国各地で旗行列・提灯行列・音楽行進・祝賀宴会が行われ花火が打ち上げられたそうです。その時各地の神社の境内や公園などには2600年記念碑や国旗掲揚塔を建てたそうです。戦後GHQから文句が来ないよう早々に撤去したという話もありますが、生野区には私が知っている限り2か所にその2600年記念碑が残っていますので紹介します。 一つ目は、勝山通にある記念碑です。昭和14年2月建立 紀元2600年記念 勝山六南町会 勝山南1丁目6と書かれています。 上にバケツが乗ってるとだいたいこの石碑です。私も生野区に来て、リアルのバケツを見て感動しました。バケツは石碑と石碑の間の昔国旗を掲揚したであろう木製の竿がこれ以上錆びないためにかぶせられたと思われます。 もう一か所は小路東にあります。昭和15年2月11日 腹見町三丁目町会建立 小路東5丁目20と書かれてあります。こちらは竿の両翼に石碑があるタイプではなく、石碑が1つでその後ろに木製の竿があったタイプです。 今年は紀元節でいうと2684年。84年前の今日この石碑が建てられて、国旗が掲揚されました。その時の雰囲気はどんな感じだったんでしょうか。また参加していた人はどんな気持ちだったんでしょうか。もし当時を知る人がいたらお話聞きたいなと思いました。 この記事を書いた いくのなライター 知らんけどいくの 『人と人のご縁を紡ぐ』 Instagram「知らんけどいくの」で生野の魅力を発信~。 いくのぐらしでは文章で生野らへんの魅力を発信~。 最新の投稿 いくのの日2024年11月19日毎月19日は「空き家カフェ」 EXPOいくの2024年11月19日毎月19日は「いくのの日」 EXPOいくの2024年10月22日EXPOいくのミーティング 生活情報2024年6月3日いくPAの多言語相談室~ともに~を開設しました Post Share Hatena Pocket 投稿者: 知らんけどいくのいくのの歴史コメント: 0
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