「はやしでら」「はやしじ」どっちかな? 2024.02.24いくのな小ネタ, いくのの歴史 Post Share Hatena 生野区に来て驚いたのは住所の呼び方が寛大な事。浪速区で仕事をした時は「日本橋」を「にっぽんばし」と読まずに「にほんばし」と言うと怒られたものだが、生野区の場合「林寺」は「はやしでら」でも「はやしじ」でも良いみたい。いったいどっちやねんと突っ込みたくなります。笑 町名の呼び方では「下寺」が天王寺区では「下寺町」で「したでらまち」と読み、浪速区は「下寺」と「町」が付かずに「しもでら」と呼ぶ町名が隣どおしでありますが、この林寺の場合は一つの町名が2つの呼び名があるようです。 では「はやしでら」「はやしじ」どちらが正しいのかと言うと、どちらも正しいようです。 まち協名、学校名は「はやしでら」住居表示、バス停名や郵便局名は「はやしじ」なのです。なぜこのようなことになってるのか?そのヒントになるような解説が生野区役所で紹介されていました。 それによると 林寺の町名の由来は「東成郡誌(第三編生野村)」では、この一帯に林があり、加えて光明寺(現 生野東4丁目6番)があったとし、「大阪府全志」では、同名の寺院(現存せず)があったためといわれています。 よく言われるのが、読み方が「林でら」なのか「林じ」なのかですが、「東成郡誌」では、大字の林寺と林寺新家にそれぞれ「林寺(ハヤシデラ)」と「林寺新家(ハヤシジシンケ)」とルビを打っています。 一方、古くには秀吉の正室北政所(高台院)に与えた所領として、天正20年(1592年)の文書には「はやし寺」、文禄4年(1595年)に「林寺」、慶長9年(1604年)に「はやしじむら」と記載されており、古くには「林じ」といわれていたようです。 また、現在の住居表示でも「林じ」となっています。 なお、地域の施設では林寺小学校が「林でら」とよばれています。 大阪市 1 Pocket町名の由来https://www.city.osaka.lg.jp/ikuno/page/0000000082.html「生野」 舎利尊勝寺の鐘/写真 生野の「いく」には、「生きる」という用法とは別に、生命力の強く盛んなことのほめ言葉としての用法があります。「いく野」とは生命力の強い野といった意味の言葉です。 明治22年に國分村、舎利寺村、林寺村、林寺新.. と書かれています。 生野区は他にも「田島」が「たしま」「たじま」だったりします。小路東にある小学校が東小路だったり、中川東にある小学校も東中川小学校だったりとなぞは深まるばかりです。 みなさんは「はやしでら」「はやしじ」どっちでよんでますか? この記事を書いた いくのなライター 知らんけどいくの 『人と人のご縁を紡ぐ』 Instagram「知らんけどいくの」で生野の魅力を発信~。 いくのぐらしでは文章で生野らへんの魅力を発信~。 最新の投稿 いくのの日2024年11月19日毎月19日は「空き家カフェ」 EXPOいくの2024年11月19日毎月19日は「いくのの日」 EXPOいくの2024年10月22日EXPOいくのミーティング 生活情報2024年6月3日いくPAの多言語相談室~ともに~を開設しました Post Share Hatena Pocket 投稿者: 知らんけどいくのいくのな小ネタ, いくのの歴史コメント: 0
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